隣町の面接が近いので、今日は履歴書の準備をして過ごした。
とくにその町に愛着があるわけでもないが、
不思議とその町について調べていくうちに
あんなところが好きだ、こんなことがアイデアとして提案できそうだ
と気持ちが盛り上がってくる。

疲れたので散歩に出た。

労基の結果発表までまだ数日ある。
もし不合格だったらどうしよう。
不安な気持ちが日に日に強くなる。
待っているのが本当に辛い。
合格間違いなし、と自信をもてないのが心苦しい。 
面接の時に、あの質問にはこう答えればよかった、
こう説明すればよかったと悔やまれる。
仮に面接が合格でも、点数が足りずに不採用だったらどうしよう。
この気持ちのまま待ち続けないといけないというのが辛い。

総合職の人事面接では、ひどい受け答えしかできなかった。
民間での仕事が嫌で、公務員でもなろうと思ったのだろう、と見られたに違いない。
法律論文の対策をしていなかったから、白紙を覚悟で二次試験の会場に向かった。
それでも結果として合格点が出た。
だからきっと労基も自分が心配することなく合格点に達していて受かっているだろう。
と信じるしかない。
それしかすがれるものがない。

地元の小学校のそばを通りかかったので、門から中を覗いてみた。
ずいぶん静かだ。
夏休みだからだ。
建物の作りはうろ覚えなところも多く、
こんな校舎だったろうか、あの教室はなんの部屋だったろうか、
と思い出せない点も多く、異次元に迷い込んだ気分になった。

早く結果が出てほしい。
そして受かっていて欲しい。

エアコンのつけすぎでお腹をこわしただろうか。
おならかと思って踏ん張ったら、少しもれ出た感触がしたので、
まっすぐ家に帰った。 

もれてなかった。